インドネシア人材について

現在日本では約3000名を超えるインドネシア人材が介護職に従事しており、その数は今も増加しています。
弊社にも連日国内外のインドネシア人材から特定技能介護に関する問い合わせがきており、
介護職の人気ぶりが窺えます。今回はそんなインドネシア人材の特徴についてお話しさせていただきます。

インドネシア人材について

インドネシア人の性格

とにかく明るく元気なインドネシア人は、コミュニケーションが上手で大らかで心の優しい方が多いです。
困っていると自分の作業を止めてまで手助けをしてくれるほどで、その助け合いの精神に感心させられます。
インドネシア語の「Tidak apa apa!(ティダ アパアパ)=大丈夫!どうってことないよ!」という言葉に
表されるように細かいことは気にせず、広い心で相手や物事を受け止めます。
また南国の島国育ちの特性でもあるのか、ゆったりとした時間感覚を持つ方が多いです。
ですが、来日される方は事前に日本の時間を守る文化を学んだ上で来られる方が多く、来日後は徐々に
日本の時間管理の文化に適応できる方がほとんどです。

親日家が多い

インドネシアでは日本のアニメが大人気です。
また高校で学習する第二外国語で日本語が選択できるなど、幼い頃から日本文化や日本語に触れる機会が
多いです。そのため親日の方が多く、日本語学習者や来日希望者も多いです。
実際、既に留学生や技能実習生として来日経験のある方も沢山いらっしゃり、一度帰国しても再度日本を
訪れたいと考えている人が多い傾向にあります。

目上の方を敬う

幼い頃から両親や教師など、目上の方に敬意をもって接する文化が根付いています。自分を産んでくれた両親に
心から感謝し、学校では率先して教師の手助けをします。
また、困っているお年寄りがいればすぐに手を差し伸べます。

家族を大切にする

家族を一番に考える家族思いな方が多く、休みの日は家族と一緒に過ごします。実際、多くの方が家族のために
単身で日本や諸外国へ働きに出ており、毎月家族へ仕送りをします。
また現在も親子3世代で一緒に暮らしている方がほとんどで、歳をとった両親は子が介護をするのが一般的です。
そのため既に介護が生活の一部となっており、将来自身の両親を介護する時のために今から介護のスキルを
身につけたいと介護職を希望される方が多い
です。

雇用時のポイント

イスラム教徒の数が世界一

インドネシアは世界で最もイスラム教徒が多い国で、人口の9割近くがイスラム教徒です。実際にインドネシアで 生活していると、イスラム教の教えや考え方を自然に体現されている方が多く、宗教が日常や文化と深く結び
ついている印象でした。例えば、上記で紹介した助け合いの精神や目上の方や家族を大切にするという考え方も
イスラム教の教え
からきています。
日本ではあまり馴染みのない宗教のため、イスラム教に対して様々なイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、知れば知るほど興味深い宗教です。

相手の宗教観に理解を示す

先ほど述べたように、インドネシアでは多くの方がイスラム教を信仰しています。イスラム教といえば、
お酒・豚肉が食べられない、1日5回のお祈り、断食などが有名です。もちろん人によって信仰度合いは様々で、毎日欠かさずお祈りをする方もいれば、
少数ですがお酒や豚肉を好んで食べる方もいます。

現地ではお祈りやイスラムのイベントを中心に生活が営まれていますが、日本へ来る方はもちろん日本が
イスラム教の国でないことを知っています。なので就業中も休憩時間などを有効的に使ってお祈りをされたり、
食べ物も日本で手に入るもので工夫しながら上手に生活しています。ですので、無理にイスラム教だから特別な
対応が必要なのでは!?と身構える必要はありません。

ですが相手への配慮は必要不可欠です。イスラム教に馴染みのない日本人からすると理解しにくい部分もありますが、一つ一つの戒律にきちんと理由があり、それらを忠実に守りながら生活されている方が多いです。ですので
相手の宗教観を知り、お互いに歩み寄って理解を深めていくことが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?現在約6万6000人のインドネシア人が日本に在留しており、介護職を希望する方は年々増加しています。実際、弊社から紹介させていただいたインドネシア人は、男性女性に関わらず活躍されている方ばかりです。今後コロナが落ち着き入国制限がなくなると、現地からさらに多くの介護職希望者が入国することが予想されます。
今からインドネシア人材の受け入れを検討されてみてはいかがでしょうか?