特定技能で採用することは決まったけど、どの国籍の方々を受け入れるのかどうかについてはどの企業様も検討されている部分かと思います。
今回は、さまざまな国の中からインドネシア人材のオススメポイントについての記事になります。
インドネシア基本情報
特徴
人口約2.7億人の人口大国
日本語学習者が世界第2位
日本来日経験者多数
明るくフレンドリーな方が多い
平均月収は日本円で3万円程度
人口約2.7億人の人口大国
インドネシアの人口は、約2.7億人で世界第4位の人口大国となっております。2050年には3億人にもなると言われております。日本と同じく島国であり、人口の半分以上が首都ジャカルタのあるジャワ島で生活しております。
人口の約90%がイスラム教徒ですが、日本人になじみがあるバリ島ではヒンドゥー教がメインなど島によっても異なります。
人口が多く、平均年齢は29歳と若い方が多いため、圧倒的な母数の中から優秀な人材を選定することが可能です。
日本語学習者が世界第2位
東南アジアの国々の多くが親日的であると言えますが、インドネシアでは、高校の第二言語で日本語が履修可能になるなど日本語学習者が中国に次ぐ世界2位となっており、 非常に多くの方々が日本語を勉強し、将来的には日本へいきたい、日本で働きたいというかたが多いです。また、インドネシア語の発音は日本語のカタカナ読みで通じるなど、インドネシア語が日本語と近しい言語のため、日本語上達のスピードも比較的早いです。
日本来日経験者多数
インドネシアでは、技能実習制度やEPA、留学などで多くの方々が日本へ来日経験があります。技能実習で3年間日本で実習経験者をはじめ、帰国した方々もう1度日本へきて働きたいというニーズも強く、日本への来日経験者の採用も可能となっております。
明るくフレンドリーな方が多い
ムスリムのイメージが強いため、インドネシア人の性格があまりイメージできない方も多いかと思いますが、インドネシアの方々は明るくおおらかな方々が多い印象です。積極的なコミュニケーションを取る方が多く、し職場でのなじみも早いケースが多いです。
平均月収は日本円で3万円程度
経済成長をしているインドネシアですが、平均月収は日本円で約3万円となっており、家族を支えるために海外へ出て働くことも一般的です。人のためになり、かつ給料をいただけるということが多くの方々が介護分野に興味を持つ一因となっています。
インドネシア政府による特定技能の推進
2019年4月に日本で特定技能制度が開始されてから、東南アジアの国々と二国間協定を締結していく中で、インドネシア政府は特定技能で積極的に日本へ送り出す意向を示しています。5年間で最大34万5,150人という特定技能の上限を日本が設定しておりますが、そのうちインドネシアから7万人の送り出しをしたいと明確に示しております。
二国間協定がうまく進んでいない国も多い中で、積極的な送り出しの意向を示しているインドネシアでは、手続き等も早々に明確にされており、コロナ禍が終わった後には、受け入れが拡大していくことが見込まれます。
現在の特定技能試験の状況
2021年9月現在、インドネシアでの特定技能試験は、コロナ禍の営業で試験数は減少しているもののジャカルタを中心に継続されております。<海外での特定技能介護の試験日程>
インドネシア人材の評判
実際にインドネシア人を受け入れている介護事業者様からの声聞くと、非常に勤勉で、明るく頑張ってくれているという率直な意見が目立ちます。
ムスリムの方も多いため、豚肉NGやお祈りをする方々もいますが、個々人でうまく対応しており、特段ムスリムであることによる問題などは起きておりません。
また、コミュニケーションを取ることが好きなかたが多く、利用者の方々からも人気があるとの声も多く挙げられます。
まとめ
2.7億人で世界第2位の日本語学習者がいるインドネシア人口がまだまだ増加傾向であり、日本とは違い親子3世代で暮らしている方々が多く、お年寄りに対する抵抗感が少ないのが実情です。
介護分野では、古くからEPAなどでの受け入れも多く、インドネシアにて介護の認知度は年々上昇傾向にあります。
これから特定技能外国人の受け入れを検討されている事業者様には、ぜひインドネシアの方々もご検討してみてはいかがでしょうか。