外国人人材紹介事例 〜介護編〜

外国人紹介事例を国内外、ビザのタイプなどで4パターンに分けてご説明いたします。 少子高齢化が進む日本で、この先もニーズが高い、介護編です!

1. 留学ビザ→特定技能ビザ

日本国内で行われている特定技能の介護分野の技能測定試験に合格し、特定技能ビザで就業するパターンです。
介護分野では、「介護技能評価試験」「介護日本語評価試験」の2つの試験があり、どちらも合格する必要があります。 国内での試験も頻繁に行われており、一定時間以上の勉強は必要ですが、 介護のアルバイトの経験がある方や本気で介護分野で働きたい方の合格率は高い印象です。
全体的に日本語の試験よりも、技能の試験の方が合格率が低くなっており、専門的な知識を含め、技能の勉強を重視すべきと言えます。

※特定技能の介護でビザを取得した留学生

2. 海外→特定技能ビザ

海外にいる方が、各国で行われている特定技能の介護分野の技能測定試験に合格し、特定技能ビザで就業するパターンです。
日本国内では、宿泊、外食に比べ、人気は劣る印象ですが、海外では人気が高く、技能測定試験も抽選になったり、人数制限が設定されているケースもみられます。
しかし、コロナウイルス感染症の影響で、海外での試験が制限されているケースも多く、要件を満たして、ビザを取得しても入国時期の目処が立っていないため、進捗は遅れております。

3. 留学ビザ→就労ビザ

留学生が就労ビザで就業するパターンです。

かなり稀なケースではあるのですが、すでに外国人が就業している会社で労務管理や事務職として働くパターンです。 一定数以上の外国人雇用をしている会社では、マネジメント含め、管理するためにも、就労ビザで外国人を雇用しているパターンがあります。

4. 介護ビザ

「介護福祉士」の資格を持っている方は、在留資格の「介護」の資格を取得することができます。

留学生で、介護系の専門学校で勉強した方やEPAで来日し、資格を取得した方などが対象です。
今後は特定技能ビザで就労し、3年の実務経験を積んだ方々の中から、介護福祉士の資格を取得し、特定技能ビザ→在留資格「介護」というパターンも出てくると思われます。

まとめ

今回は、外国人紹介事例 〜介護編〜 をお送りしました。
上記以外にも、EPAや技能実習ビザなど様々ありますが、労働する目的でのビザを取り上げさせていただきました。
コロナウイルス感染症の影響もあり、海外から入国ができない反面、国内にいる方が帰国できない状況も続いております。 そして、国内では試験が多く実施されている介護分野への注目度も上がってきております。 今後、さらに特定技能ビザで介護職に就く外国人が増加していくと思われます。