どんな問題が出るのか?試験の日程に関する情報をお伝えしていきます。
介護の特定技能試験概要
介護の特定技能で働くには、3つの試験に合格している必要があります。
国内外で実施される試験
◯技能試験
①介護技能評価試験
◯日本語試験
②国際交流基金日本語基礎テスト又は日本語能力試験N4以上
③介護日本語評価試験
他の特定技能分野では日本語試験は②のみですが、介護は日常的な業務で日本語でのコミュニケーション能力が必須のため、介護の日本語評価試験も追加で行われています。
①介護技能評価試験
◯日本語試験
②国際交流基金日本語基礎テスト又は日本語能力試験N4以上
③介護日本語評価試験
また、以下の外国人の方は、特定技能介護の技能試験、日本語試験が免除されます。
条件に合う方は、試験を受けずに特定技能に変更・申請することができます。
試験を免除される対象者
①介護分野の第2号技能実習を修了した方
②介護福祉士養成施設を修了した方
③EPA介護福祉士候補者としての在留期間満了(4年間)の方
②介護福祉士養成施設を修了した方
③EPA介護福祉士候補者としての在留期間満了(4年間)の方
試験の内容
試験の内容は、下記の図のようになっています。すべて、テキストにある内容です。
練習問題を見てみましょう。実際の問題は母国語に翻訳してあります、4択で一つ選ぶ形式です。問題の60%以上の正解が合格の基準です。
介護の特定技能試験学習テキスト
介護の特定技能試験のテキストは、無料で公開されています。の10の言語に訳された問題から選ぶことが出来るため、母国語での受験が可能です。日本語 英語 中国語 ベトナム語 インドネシア語 タイ語 ビルマ語 モンゴル語 ネパール語 クメール語
日本語のテキストでも、ほとんどの漢字にふりがながふられています。
テキスト各国のテキストはこちらです。(参照:厚生労働省HP)
イラストも多く、わかりやすく作られているので、このテキストをしっかり勉強すれば合格できるでしょう。
試験の合格率
2021年1月と2月の合格率です。難易度としては、高くありません。
しかし、日常会話でもよくあることですが、日本語でのニュアンスと他言語での意味合いが異なることがあります。そのため、日本語の理解を深めた上で、日本語テキストで勉強して、日本語での受験することが合格への確率が高いでしょう。
介護技能評価試験の合格率は67% 介護日本語評価試験の合格率は89%とともに高い合格率です。
試験場所
国内で試験を受けられる場所
47都道府県どこでも試験会場が設けられていますので、地方にお住まいの外国人でも気軽に受験が可能です。こちらより詳細をご確認いただけます。
海外で試験を受けられる場所
上記の12カ国27都市で特定技能介護の試験が受験可能です。
インド
インドネシア
ウズベキスタン
カンボジア
スリランカ
タイ
ネパール
バングラデシュ
フィリピン
ベトナム
ミャンマー
モンゴル
海外の試験日程に関しては、こちら。
試験料・試験の申し込み期限
特定技能介護の試験は、国内・国外共に、プロメトリック株式会社が行っています。事前に、プロメトリックのIDを取得→ログイン→受験の申し込みといった流れになります。 受験料の支払いは、プロメトリックの予約画面よりクレジットカード・paypay・バウチャー決済が可能です。
日本国内の試験料金は、介護技能評価試験、日本語評価試験共に、1,000円です。
当日試験会場に遅刻した場合などは払い戻しができませんので、当日はゆとりを持って試験会場に到着するようにしましょう。
試験の申し込み期限は、
試験日の3営業日前の23:59(試験日が土・日、日本の祝日の場合は4営業日前の23:59)です。
試験に落ちたらどうする?
試験に落ちても、何回でも試験を受けることはできます。しかし、試験の再挑戦には、45日間の期間をあけなければなりませんので、受験日に注意しましょう。
45日間の期間があるので、早く働きたい方、ビザの有効期限が残り少ない方は、しっかりと勉強して試験を受けましょう。
まとめ
介護の特定技能試験はテキストで学習すれば、合格できる内容です。日本語の勉強をしている方が多いので、日本語試験の合格率は高い傾向にあります。
しかし、介護試験のテキストの存在を知らず、勉強せずに受けて、介護試験だけ落ちた方もいます。
万が一試験に落ちても、何回でも受験することができますが、45日間は受験できないため、しっかりとテキストを勉強しておきましょう!